輝く自分を探す旅

多趣味なほのブログです。

*夢を追う人(珠城りょう退団に向けて)

my楽を終えて、そろそろ自分の心の整理のために書かなければとおもっていたブログを書きます。久々のブログが乙女ゲームじゃなくてすみません。



月組トップスター珠城りょうが退団します。



遡ってみるとはじめて月組をみたのは、まだ一番最初のご贔屓さん、まみちゃんがいた時代。サヨナラ公演の愛のソナタ/ESPでした。母親にどうしてもいきたいと駄々をこねた小学生の私。当時はまだ関西にすんでいたんですね。その後の月組さんはりかさんのさよなら公演まで時が過ぎます。その頃の私は前述の通り小学生でしたので、原則母について行く形で観劇していました。母のご贔屓さんがそのころ雪組さんにいらっしゃった関係で、だんだん雪組さんに観劇もシフトしていきました。



たまちゃん(昔から呼び慣れていたので愛称で失礼します)がいる月組を初めてみたのはバラ国/ONE。すごく大きいロケットのひとがいるなぁという印象でした。あの頃から月組の観劇が増えていきました。
以前にこのブログで書いた通り、そのころから宇月さん(このあとからはとしちゃんと記載します)を見ていたため、たまちゃんの小劇場もそこそこ行く事になります。が、としちゃんがでてなくても母がチケットをとっていたので、なんだかんだみりおちゃんがいた時代のたまちゃん小劇場は網羅していたかもしれません。(アリスの恋人、春の雪、仁等)逆側も時間があれば見ていました。春の雪と仁は完璧に自分が見たくて、アリスの恋人は母にエレガの音楽提供だから見に行こうよ!!と誘われたのがきっかけですね。いまとなれば全部見といてよかったなと思います。



そのころ私はたまちゃんにあまりいいイメージを持っていませんでした。劇団のイチオシなのはわかりきっていたのですが、彼が中心なのか?と俯瞰してみていたところもあったでしょう。また宇月さんを見に行ってたというのも自分の目を曇らせていたのかもしれません。その見方がかわったのが月雲です。



月雲は当時みる予定のなかった舞台でした。私は趣味が多いので何にたいしても遠征をしないということをモットーにしているためバウにはいかなかったということ、あとは単純に当時でてるメンバーに興味が湧かなかったというのもあります。(いまおもえば当時の私は大変失礼だったなと思うばかりです。)
月雲をみるきっかけになったのは母のごり押しでした。元々ミーマイをみるために遠征していた母は、友人が偶然とれたというチケットで月雲もついでに観劇したそうなのですが。帰ってきて一番の台詞が
『たまちゃんに抱き締められたくなった!』
でした。何をいってるの?ときいた記憶がいまでもあります。ミーマイ目当てで遠征してたはずなのに、帰宅後母の月雲感想が7割だったことはいうまでもありません。



なんとしてでも娘にみてほしかった母は、天王洲での上演が決定してどこからかチケットを入手してました。まあ東京ならいこうかなという軽い気持ちで、おうちから遠いなぁとか文句言いながら行きました。たしか3階の比較的天井席だったことを覚えてます。



終わったあと私は
「みゆちゃんのかわりに抱き締められたいんだけど?!」
という母と全く一緒の感想を描きました。



洗練された舞台、はっちさんという専科がいるとはいっても、最高学年は88期。幸せな世界から残酷な世界まで、あの世界観に一気に引き込まれました。3階なんて考える暇もなかった。わたしたちはあの世界観に没入していたのです。
いまでも月雲をテレビでみるとかしろくんの蜘蛛のシーンで大号泣しますし、そのあとのみゆちゃんを抱き締めるシーンではかわって!!!って思ってしまいますね。それくらい思い出に残る舞台になりました。



そこからたまちゃんへの向ける視線が一気にかわりました。こんなこともできる素敵な男役さんだったんだなぁと。そこから、私生活が忙しくなりあまり小劇場までいけない生活が続きますが、大劇は舞音以外書かさず見に行きました。



時代は飛びお披露目へ。カルーセル輪舞曲をきくといまでも泣けますね。グラホの時はあくまでも演じてる役者が中心にいるという印象だったのですが、カルーセルで、新生月組、たまちゃんがトップスターになったんだ……!と感慨を得たものです。NHKさんの元旦放送で最初にみて大号泣し、普通に観劇して大号泣しました。


AfO

私はあんまり好きじゃなかったのですが笑、月組生が目立つ面白い舞台だったなぁという印象

カンパニー/BADDY

大好きな舞台でした。宇月さんの退団でしたのでめっちゃ通いましたが、単純にBADDYが大好きで。悪のたまちゃんめっちゃかっこよかったなぁ…CDが発売日から数日たったら売り切れになって絶望し、再入荷でなんとか買えたという面白いエピソードがあります。あとBADDYはなによりも、アフロ祭りに偶然遭遇することができた奇跡の会も観劇できたことが幸せでした。

エリザベート

まりこさん(星)みたいなトートだなっておもいました(最新号の歌劇で理解し、納得しました)。生きてるトート。個人的にはめっちゃ好きでしたし、髪が一番好きでした。きれいなグラデーション。

武蔵/クルンテープ

武蔵の印象は余りないんだけど、クルンテープがすごく耳に残る音楽で楽しかった。あとデュエットダンスがめちゃかわいい。

IAFA

ジョージがたまちゃんのトップ時代で一番好きでした。ジョージに会うためにめっちゃチケット取りました。2幕はじめの料理シーン最高ですし、ロッジの場所の大きい子犬感がめちゃめちゃつぼで。あとラストでエマがジョージへの思いをみんなに伝えるところで、自分は選ばれないのかと落ち込んでるジョージが本当に大好きでした…
民族衣装チックのフィナーレは衣装がとにかく大好きで、デュエットダンスの黒い衣装は洗練されててきれいでしたね、あのさくらちゃんのスカートが棚引くのが本当にきれいでした。

WTT/ピガール

ずっといってるんですが、ジョージの次に大好きなのが伯爵なんですよね。伯爵の軽さ等が本当にどストライクでした。ピガールはみていて幸せになる舞台で、時勢的に落ち込むことも多かったのですが、ピガールをみて幸せをたくさんもらいました。笑うということが何よりも素敵だと感じさせてくれた作品です。



小劇場は割愛しましたが本当に大好きな舞台ばかりでたくさんかよいました。楽しかったなぁ。



最後の舞台に関しては、いまブログに綴ると千秋楽の配信をみる前に涙が止まりそうになるので、余裕があればブログに書き留めたい気もしますが、気持ちの持ちようによっては、自分の心の中だけに納めておこうかとおもいます。



日付が変わって退団日。
たまちゃんはじめ、退団者の皆様、月組の皆様、ひろさんが最後まで幸せな舞台を上演できますように。
わたしも明日テレビの前で必死にみようとおもいます。



たまちゃん、私に幸せな時間をありがとう!



なほ